こんにちは。
昨日、以下の所で負けましたー、という報告を頂いたので、今日はその解説を致します。
下図の黄色矢印付近です。
トレードシナリオを構築する時、大きなイベントの前後には、大抵、「調整波」という波が存在します。
これは上位足の流れに逆らって、ダラダラと下位足が下がっていくような環境です。
なぜこのような波が出るのかというと、あくまでも一例ですが、大型イベントを警戒した手仕舞いが原因です。
よって、落ちていく過程で、アグレッシブに新規に弾が入ってくる事はなく、ダラダラと落ちてくるようになります。
だから、「調整波」と呼ばれます。
調整波は大抵、下図のように、チャネルを作りながら、落ちていく事があります。
この場合のエントリー方法は、勿論、チャネルの上限に出来るだけ引きつけてエントリーするのが適切です。(もしMAやボリンジャーバンドのミドルなどを表示していた場合は、そこに接する辺りです)
但し、一点気を付けなければならない事は、調整波とは文字通り上位足の流れに逆らった「調整の波」なので、上位足の重要抵抗付近に来ると、新規で買いを入れる人(大口など)が狙っている場所のため、そこに近づけば近づく程、大きく反転する可能性が高い事です。
よって、出来るだけ、チャネルが形成された初動で、チャネルの上限に引きつけながらエントリーして、もし逆行したら、即損切りを入れる事が重要になってきます!
リスクとリワードを考えると、リスクの方が高いトレードポイントなので、調整波を狙う時は、初めから、小波狙い、早逃げ態勢を意識した方がいいです。
中々勝てない人は、こういった所は、最初からトレードしない事をおススメします!
そういった人は、絶対に上位足に逆らわないトレードだけに集中してください。
ところで、チャネルラインを意識しないで、エントリーする方法もあります。
その場合は、下図のように1H下限ブレーク狙いです。
この場合は、トレンドラインを引いて、目線が変わった事を確認した後に、水平線と重なるところからがエントリー準備ポイントになります。
この場合も、調整波なので、勢いよく下にブレークすることは一般的に考えられず、一度水平線に戻って来てからエントリーした方が良いです。
どちらにしても、調整波で大切な事は、小波狙い、早逃げ意識です!
それでは、本日の指標です。(*Zaiから引用)
・17時30分:英)失業率&失業保険申請件数
→発表で英ポンドは大きく動きやすい
・17時30分:英)小売売上高&【除自動車】
→発表での英ポンドへの影響は反応はカナリ大きなモノになりやすい
・20時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
・21時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
→金融政策が発表された後にドラギECB総裁の記者会見が行われる
更なる金融緩和への思惑もあり、いずれにせよユーロが大きく動くキッカケに
・21時30分:米)新規失業保険申請件数
・21時30分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
・23時00分:米)景気先行指数
・26時00分:米)5年物価連動債入札
→21時30分発表の2つの経済指標がメイン
直近での米国の経済指標の反応はそれ程敏感ではない
ここに来てリスク選好の流れが優勢となっているため、市場予想よりも良い結果が出れば反応・加速しやすいと思われる
また、21時30分のものは[欧)ECB政策金利&声明発表]後の[欧)ドラギECB総裁の記者会見]と同時刻に行われる点にも注意したい
引き続き、為替相場と相関性が高い主要な株式市場&米・長期金利&原油価格の動向にも注視
・23時00分:英)カーニーBOE総裁の発言
→言及次第。今後の金融政策への思惑が高まるような内容であれば英ポンドが大きく動くキッカケになりやすい
本日は大荒れになる可能性があるので、出来れば様子見する事をおススメします。。。(*昨日の記事を参照の事。こちらにももこんな記事が。。。ハト派的発言、ユーロの買いポジションの大きさ、警戒されていますねー。合わせて読みたい)
ハイリスク・ハイリターンを狙いたい人は、絶好かも。。。^^;)
感謝^^
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