[LogicalFX通信]最も難しい「高値切り下げなき安値更新」相場とは?

こんばんは。

 

今週はどの通貨ペアも総じて難しい相場でした。

 

難しい理由は、週足以下における「高値切り下げなき安値更新」です。

 

ダウ理論では、トレンドの波は「高値切り上げ→安値切り上げ→高値切り上げ→安値切り上げ→・・・」と続くのですが、先日のドラギ発言の下落より、その綺麗な流れがなくなりました。

 

現在は、最も難しい「高値切り下げなき安値更新」相場です。

 

これは何を意味しているかと言うと、週足レベルの大きなレンジです。

 

20140614_1

 

20140614_2

 

つまり、「高値切り下げなき安値更新」という状況は、いつ大きな戻しがあってもおかしくない状態です。

 

市場参加者も下を気にしながら、どちらに行ったらいいのか分からない状況が窺がえます。

 

では、どちらに行く可能性が強いのかというと、週足で分からないなら、その一つ上の月足を見ます。

 

すると月足はダウ理論上、一度も下降のサインを出してないので、上昇が継続しているのが分かります。

 

これを考慮すると、伸びきったゴムが一気に収縮するように、テクニカル上、大きく上に戻す可能性があるのです。

 

大きく戻すタイミングにもポイントがあり、そのポイントは、重要指標や要人発言などのファンダメンタルです。

 

つまり、テクニカル上、上なので、ファンダメンタルの材料を口実に、上に戻すといういつものパターンになり易いです。

 

この「高値切り下げなき安値更新(もしくはその逆パターン)」という環境は、トレーダにとって最も難易度が高い環境なので、十分注意が必要です。

 

この環境でデイトレで勝ち続けるためには、トレンドフォローのトレーダは、執行時間足レンジ内のミドルライン付近の全戻し確認後のエントリーが比較的取りやすいです。

 

一方、カウンターフォローのトレーダはレンジ上限&下限の逆張りエントリーです(*私は殆どしませんが・・・)。

 

どんな難しい状況でも、参戦前における環境分析から導き出したシナリオ作りがあれば大火傷することはありませんので、トレードシナリオを作ってから来週も参戦してください。

 

 

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