こんにちは。
先日、日足レンジ内の4時間足ワイドレンジ内のトレードについて、質問が来ましたので、この場を借りて解説したいと思います。
因みに、「日足レンジ内の4時間足ワイドレンジ」とは、何日も続くレンジ内で形成された、4時間足の巨大なレンジです。
トレンドフォロワーにとっては、最難関の環境になるため、気を付けて参戦しないと直ぐに持っていかれます。
質問は以下になります。(*プライバシーを考慮して一部抜粋&修正)
小林様
いつもお世話になります。
ロジカルFX購入者です。
以下、質問です。
添付ファイルをご覧ください。
先週金曜までのAUDJPY1時間足です。
陽線なしの下落の後、1時間レベルの反発を狙って売りを仕掛けたのですが、あっさり損切り。
この下落は、僕の考えでは「買いの決済と新規売りで構成されていて、安値トライの1波目になるだろう」というものでした。
実際に思った通りの場所で一回戻りが止まったので、売りエントリーしたのですが。。。
結果は高値更新する 完全に”V字上昇”でした。
これは、仕掛ける場所を間違えたのでしょうか?
それとも認識が違っているのでしょうか?
ロジカルFXの最後の方でもこんなチャート形状に対して触れていたと思いましたが。。。
何かアドバイスをお願いします。
先ず、質問をまとめると、下図の黄色波をイメージしてエントリーしたが、V字で持っていかれたので、その理由が知りたい、との内容ですね。(*質問はAUD/JPYですが、間違ってAUD/USDの回答です。ただ、趣旨は同じですので、気にしないでください。。。^^:)
結論から言うと、4時間足レンジ内で、1時間&4時間足抵抗付近に差し掛かったからV字戻しが起きたのが理由です。
基本的に、上位足レンジ内で下位足でトレンドが出たとしても(出そうだとしても)、上位足の抵抗付近で止められます。
しかも、抵抗にタッチすることなく、抵抗「付近」で止められます。
これは、抵抗を抜けようとするエネルギーよりも、抵抗付近に散乱している弾の方が多いからです。
つまり、レンジ内に戻す力の方が大きいからです。
それを踏まえると、当然レンジ下限付近から戻されるのは自然です。
では、このような環境でエントリーするとしたらどこが適切でしょうか?
それは、日足レンジを上下に2つ割った部分です。
この場合、4時間足内の水色ライン付近です。
このラインを境にして日足レンジは上段と下段に別れるので、そこを狙うと比較的簡単に取れます。(*勿論、それ以外も取れるところは数か所ありますが、それは秘伝書の③を参照)
但し、この場合も、下段に抜けたからと言って、下段の下限抵抗までは素直には行ってくれません。
大抵、そこまで行くと見せかけて、下限内でレンジが再度続きます。
そして、そこを初めて下抜けすると、やっと下落トレンドに回帰するので、トレンドフォロワーとしては、本格的に戦場へと戦いに行けるのです。
尚、「買いの決済と新規売りで構成されていて、安値トライの1波目になるだろう」という考えは、4時間足ワイドレンジを抜けてから有効になります。
上位足がトレンドに回帰すれば、1波、2波・・・とサイクルをつけながら波を描くので。。。
以上が解説でしたが、モヤモヤは晴れたでしょうか?
それでは、本日の重要指標です。(*ZaiFXから引用)
※本日は、『注目度の高い米国の経済指標』の発表はない
→米・雇用統計発表明けでの動向に注目
それでは素敵な1日を!
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